ガレージシャッターの隙間は、いろいろな原因で出来ることがあります。
少しでも開いていると、防犯の面でも不安ですし、虫やほこりなどが侵入して衛生面でも良くありません。
隙間が気になったら、早めに対策しましょう。
ガレージシャッターに隙間が出来る原因
ガレージシャッターが完全に閉まらなくなり、隙間が開いてしまうのは、シャッターの構造上のトラブルや劣化が原因です。
シャッターが閉まらなくなった時には、まずは以下の点に注意して、原因を確認してみましょう。
【電動シャッター】モーターやセンサーの不具合
電動シャッターが途中で止まったり、閉まりきらずに隙間が開いてしまうのは、モーターやセンサーの不具合の可能性が考えられます。
電動シャッターは、電動モーターで開閉するため、モーターが壊れると正しく動きません。
また、人やモノを挟まないためのセンサーが付いており、それが故障することで閉まらなくなることもあります。
電動シャッターはすべてモーターやセンサーなどの機械で動いており、普段は便利な反面、不具合が起こる部分が手動シャッターより多くあります。
【手動シャッター】バネの不具合
手動シャッターには電動シャッターのようなモーターやセンサーはないため、隙間が出来たらスプリング部分の不具合の可能性が高いでしょう。
シャッターを巻き上げるためのバネが緩んでいたり、巻きが強すぎたりすると、最後まで閉まらなくなることがあります。
シャッターを閉めた時に左右のどちらかが閉まらないのも、左右のどちらかのバネが伸びきっている可能性があります。
手動シャッターは、少し動きが悪くなっても無理やり動かすことができるため、不具合を悪化させることもあります。
異常を感じたら無理に使い続けるのは避けましょう。
その他考えられる原因
上記の不具合が確認できなかった場合、サビや変形が原因になっている場合があります。
シャッターにサビがある
金属製のシャッターは、年数の経過とともにサビが出やすくなるため、定期的にサビ取りなどのメンテナンスをしていないと動きが悪くなります。
巻き取り部分のスプリングシャフト、シャッターの左右を支えるガイドレールなどにサビが発生すると、正常に動かなくなることがあります。
シャッター板(スラット)やガイドレールが変形している
シャッタースラットやガイドレールが変形していることも、シャッターが閉まりきらない原因です。
歪みがあることで、左右が同じように閉まらず、隙間が開いてしまいます。
歪みをそのままにしておくと、他の部分にも余計な負荷がかかり、摩耗や劣化を早めるため放置は厳禁です。
飛来物の衝突が変形の原因になることが多く、また左右非対称に動かそうして歪んでしまうこともあります。
ガイドレールにサビやほこりが付いている、鍵を中途半端に掛けている、といった状態で無理に操作すると変形の原因になります。
ちょっとしたシャッターの変化に注意すると、大きな隙間になる前に対処できるカニ~!
ガレージシャッターの隙間対策①業者に依頼する
ガレージシャッターの隙間対策としては、業者に修理依頼する方法があります。
プロに修理を依頼するため、費用はかかりますが、安心して任せられます。
電動シャッターの修理について
電動シャッターの修理は、基本的にプロ以外の人には難しい作業が多いです。
モーターやセンサー、スイッチなどが故障している場合には、部品の交換が必要なので、部品の取り寄せから交換まで行ってもらえる業者への依頼が便利です。
手動シャッターの修理について
手動シャッターの仕組みは電動シャッターより簡単そうですが、それでも自分で直すのは難しく、業者に依頼した方が良いことも多くなります。
手動シャッターで隙間が空く原因として多いのがバネの不具合ですが、この場合にはバネの巻き調整が必要です。
危険な作業で、ミスをするとバネが完全に壊れてしまうこともあるので、自分で直すのは控えた方がいいでしょう。
その他修理全般について
ガレージシャッターの修理は、簡単な掃除や油差しなどで直るもの以外は、業者に依頼するのが安心です。
まずは見積もりを取ることから始めましょう。
なお、シャッターの寿命を超えている場合には、修理ではなく交換が必要です。
今はほんの少し隙間がある程度でも、原因によっては今後動かなくなったり事故につながる可能性もあります。
まずは業者に相談して、修理の可否や交換の必要性を聞いてみましょう。
>ガレージシャッターの修理にかかる費用は?故障原因についても詳しく解説!
ガレージシャッターの隙間対策②市販のグッズで対応する
ガレージシャッターの隙間は、隙間テープで埋められる場合があります。
隙間テープの種類や使い方について説明します。
隙間テープとは?
隙間テープとは、ドアや窓の隙間を埋めて、すき間風を防ぐアイテムです。
ホームセンターなどで販売されています。
厚みのあるスポンジやゴムチューブに粘着テープが付いており、隙間が気になるサッシの縁に沿って貼ることで、スポンジやゴムの部分が隙間を埋めます。
シャッターの場合にも、隙間がほんのわずかであれば、隙間テープで埋めて対応できる場合もあります。
隙間テープの種類
隙間テープには、スポンジタイプ、ゴムタイプ、モヘアタイプなどがあります。
スポンジタイプは主にドアやふすま、窓のサッシなどに使われます。
スポンジタイプにも、気泡の少ないスポンジを使った防音専用の隙間テープもあります。
ゴムタイプは風を通さないため、サッシの間のすき間風対策に最適です。
モヘアはお風呂場のドアや網戸の枠など、隙間を埋めつつスライドのスムーズさも損ないたくない場所によく使われています。
隙間テープを使用するときの注意点
隙間テープをガレージシャッターに使う際には、以下の点に気を付けましょう。
- 使用前にシャッターの掃除をする
- 定期的に貼り替える
- 異音や動作不良などがある場合は修理依頼を出す
まずテープがしっかりと貼り付くように、貼る部分をキレイに掃除します。
泥汚れなどを落とし、水気を取ってからテープを貼りましょう。
隙間テープは摩耗や劣化するため、定期的に交換してください。
なお、隙間以外にも音や動きの問題があるようなら、自己判断でテープを使わず、業者に相談するのがおすすめです。
隙間以外にも気になる部分があるなら業者に連絡するカニ!
ガレージシャッターの虫対策
ガレージシャッターに隙間が開いていると、虫が入り込みます。
気が付いたら蜘蛛の巣が張っていたり、ガレージ内で作業していたら虫に刺されたりすることもあるでしょう。
ガレージシャッターに隙間が空いていたら、鬱陶しい虫の対策も必要です。
防虫スプレー・防虫テープを使う
虫はほんのわずかな隙間でも入り込んできます。
ガレージシャッターの隙間には、防虫グッズで虫よけ対策をしましょう。
防虫スプレーや防虫テープなら、貼っておくだけ、吹きかけておくだけで虫よけになるので手軽で便利です。
スプレーを使う際には、使う時だけガレージに持ちこみ、高温にならない場所で保管しましょう。
ガレージシャッターに網戸を取り付ける
ガレージシャッターに網戸も付けるのもおすすめです。
下に開いた隙間を網戸で隠すことで、虫のガレージへの侵入を防ぎます。
網戸を付ければ広めにシャッターを開けて、ガレージ内に風を入れながら作業することもできます。
隙間対策には定期的なメンテナンスが効果的
ガレージシャッターの隙間は、何らかの不具合や故障が原因になっている可能性があります。
放置しておくと不具合が悪化して、修理も大変になることがあるため、早めに原因を見つけ修理しましょう。
不具合を発見するためには、定期的な点検が欠かせません。
また掃除などのメンテナンスも定期的に行い、常に良い状態を保つことも大切です。