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2021年11月03日配信
シャッターの中にコウモリ?確認方法と対策

シャッターケース内に、野生のコウモリが入り込んで巣を作ることがあります。
シャッターに住み着いたコウモリは、フンによる健康被害や騒音などのトラブルを引き起こすリスクがあります。
コウモリの存在に気づいたら、早めに駆除や侵入防止などの対策を講じましょう。
今回は、シャッター内に住みついたコウモリの確認方法と、対策をご紹介します。

 

シャッターに住み着いたコウモリの確認方法

シャッターにコウモリがいるかもと思ったら、まずは落ち着いて確認を行いましょう。
フンの有無や匂いなどで、コウモリが住んでいるかどうかを確かめることができます。

 

シャッターの下にフンが落ちている

シャッターの傍にフンが落ちていたり、シャッターを開けた時にフンが落ちてくる場合は、コウモリが住んでいる可能性が高いです。
コウモリは暗く狭い場所に巣を作る習性があり、シャッターケースの中はその条件を満たしています。

 

シャッターケースにコウモリがいる場合、ちょうどシャッターを開けた時に足元付近にフンが落ちやすくなります。
コウモリのフンは、5ミリ~1センチ程度で、細長く、らせん状の形です。
ネズミなどのフンと判別することは難しいですが、何らかの動物のフンがあるのであれば、対策が必要なことに変わりはありません。

 

シャッターを閉めたらとてつもなく臭い

シャッターを閉めた途端にとてつもなく臭い匂いがした場合も、コウモリが住み着いている可能性があります。
この強烈な臭い匂いは、シャッターケース内に溜まっているフンによるものです。

 

コウモリのフンにはさまざまな菌が含まれており、これが人体には有害となります。
放置しておくと、臭いだけでなく非常に危険です。

 

シャッターがコウモリの巣になりやすい理由

コウモリがシャッターケース内に住み着くのは、そこがコウモリにとって入りやすく、快適な場所だからです。

 

日本で多く見られるコウモリは、体長5センチ程度の小さな「アブラコウモリ」です。
アブラコウモリは、1~2センチ開の隙間も容易に通ることができる、暗く静かな場所を好みます。
シャッターケースの中は、コウモリが巣を作りやすい条件を満たしています。

 

特にコウモリの巣になりやすいのは、普段シャッターを閉めっぱなしにしている場所です。
シャッターを開閉せずに放置していると、コウモリが巣を作る可能性が高まります。

 

シャッターにコウモリがいる場合の対策

シャッターにコウモリがいる場合には、適切な方法で駆除しましょう。
コウモリを勝手に捕獲したり殺したりすることは法律で禁じられていますし、不適切な方法を取れば健康被害に繋がる恐れもあります。

 

無許可での捕獲・殺処分は違法

コウモリは「鳥獣保護管理法」によって保護されている動物なので、許可なく捕獲・殺処分することは禁じられいます。
シャッターに住み着いたコウモリも、無許可で捕獲や殺傷することはできません。

 

シャッターに住み着いたコウモリを自分で駆除する場合は、鳥獣保護法に従い、間接的な方法で追い出す、住みにくくするなどの方法を取ります。
直接、コウモリの巣に棒を差し込んだり、叩いたりしてはいけません。

 

忌避スプレーでコウモリを追い出す

自分でコウモリを駆除する時には、直接危害を加えることがきません。

そのため、コウモリが嫌がるハッカの匂いがついた忌避スプレーを使い、コウモリが入り込みやすい場所にかけておき、居心地の悪い場所だと思わせることで、シャッターから追い出します。
コウモリの忌避スプレーはホームセンターや通販サイトから購入することができます。

 

コウモリの出入り口を塞いで侵入防止

シャッターに住み着いたコウモリを駆除する際には、忌避スプレーで追い出した後、再度侵入してこないよう、出入り口となる隙間を塞いでしまうことも大切です。
シャッターのすきまを塞ぐ際には、コウモリに食い破られない丈夫な素材を用いましょう。ガムテープや布などでは耐久性が低いため、金属製の金網などがおすすめです。

 

また、コウモリはほんの小さなスキマでも入りますが、侵入防止を強く願うあまりシャッターの開閉に必要な隙間を埋めてはいけません。
コウモリの侵入経路を絶ちつつ、シャッターがスムーズに動かせるゆとりは残しすようにしましょう。

 

フンの清掃も忘れずに

コウモリを追い出し、侵入経路も経ったら、フンの清掃も忘れずにしておきましょう。
コウモリのフンは人間にとって非常に有害です。
日本獣医学会によれば、SARS・ニパウイルス感染症・ヘンドラウイルス感染症などを媒介します。
これらは日本には存在しないウイルスですが、野生動物は未知のウイルスを保有している可能性も否定できないため慎重に対処する必要があります。

 

※コウモリが媒介するウイルスとしては狂犬病ウイルスが有名ですが、日本では撲滅されており、フンからは感染しません。

 

そのため、フンはキチンと掃除することが大切です。
清掃の際には、直接フンに触れないよう、防塵マスクやゴーグル、手袋などを装着し、汚れてもいい服装で行いましょう。

 

対策をしたら継続的な確認を

コウモリは一度気に入った場所を忘れず、同じところに戻ることがあります。
忌避スプレーで追い出し、侵入経路を塞いでも、再びコウモリが戻ってくる可能性があるのです。
また、一度いなくなったように見えても、実際にはまだ中に残っていることもあります。

 

対策後も定期的に、コウモリがいないかを確認し、いない場合にも戻ってこないようスプレーをしておきましょう。

 

それでもコウモリがいる場合は専門業者に相談

シャッターの中にコウモリが住み着いても、忌避スプレーなどを使えば、自分で駆除を試みることも可能です。
しかし、上記の方法で効果がない場合は、専門業者に相談した方が安心です。

 

専門業者に依頼するメリット

専門の駆除業者に依頼すれば、安全かつ確実にコウモリ駆除を行うことができます。
さらに業者によっては、侵入口の封鎖などの施工後に保証が付くこともあります。

 

保証付きのサービスならば、再度発生した時にも無料で再度駆除してもらえます。

費用はかかりますがですが、それを上回る価値を見出せることでしょう。

 

専門業者に依頼する際の費用相場

専門業者にコウモリの駆除を依頼する際の費用は、コウモリの駆除費用は、侵入口1カ所につき10,000円~30,000円が相場です。

 

これはコウモリの追い出しのみの金額であり、フンの掃除や消毒、侵入口の閉鎖にはそれぞれ別途5,000円~10,000円の費用が掛かります。
そのため合計では30,000円~50,000円程度となることが多いでしょう。

 

ただし、料金は業者やケースによって大きな開きがあります。
予想外に高くなる場合もあるので、まずは業者に見てもらい見積りを撮ることが大切です。
あらかじめ費用相場を押さえておき、複数社の料金を比べた上で依頼するようにしましょう

 

シャッターにコウモリが住み着いた際の対策まとめ

シャッターにコウモリが住み着いた際には、自分で対策できることもありますが、なかなか効果がでないようであれば専門業者への依頼を検討してみましょう。

 

コウモリはフンの健康被害や騒音などのさまざまな害をもたらします。
コウモリの気配を感じたら、見過ごすことなくしっかりと対策しましょう。

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